手作りマスク広がる輪 甲府の中1寄付 身延中生徒「自分たちも」

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 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄状態が続く中、高齢者や子どもに届けたいと甲府市の山梨大教育学部付属中1年、滝本ひめさん(13)が手作りの布製マスク600枚余りを県に寄付したことが、反響を呼んでいる。(小山海風、村岡拓弥)

 2月中旬、母とドラッグストアに行った滝本さんは、マスクを探す高齢女性の姿を見た。「何軒も店を歩いて回った。マスクがないと困るんです」と店員に訴える女性。入荷の時期も分からないと説明を受けると、肩を落としていた。

 「かわいそう。私にもできることがしたい」と、マスクを作ることを思い立った。お年玉を使って材料の布やガーゼ、ゴムひもを購入。母と姉に教わりながら、ミシンで布を二重に縫い合わせ、休校中に1日30枚以上を作った。

 滝本さんが17日に寄付したことを報道で知った身延町立身延中の生徒は、春休みにマスクを製作することにした。25日の修了式の朝、教師が生徒たちにマスク作りを持ちかけた。学校で材料を用意し、全校生徒約100人に配った。

 フェルト生地を型紙に合わせてハサミで切り、糸で縫い合わせる。生地1枚でマスク3枚を作り、繰り返し洗って使える。県立身延高の生徒にも配布し、計約840枚のマスクができる見込みという。

 来月6日の始業式の時に回収され、町の児童や保育園児に配る。

 滝本さんのもとには、県や学校を通じて電話やメール、手紙で全国から約50件の反響が寄せられている。受け取った高齢者施設の入所者が喜んでくれたことも知った。「大したことはできていないけれど、応援の言葉や感謝の言葉はうれしい」と、滝本さんは自宅に届いた手紙に返事を書き、手作りマスクを入れて返送するという。

 「作る人が増えれば、たくさんのマスクが用意できる。必要な人のもとへ行き届いてほしい」と語り、今もマスクを作り続けている。

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