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県高野連 独自大会「検討したい」 3年生「心整理つかない」

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「練習再開に向けてコーチたちが整備を続けてきた」と話し、グラウンドを見つめる東海大甲府高校の和泉淳一部長(20日)
「練習再開に向けてコーチたちが整備を続けてきた」と話し、グラウンドを見つめる東海大甲府高校の和泉淳一部長(20日)

 高校球児の夢の舞台、全国高校野球選手権大会(8月10日開幕、甲子園球場)の中止が決まった。夏に懸けてきた県勢の3年生たちに落胆が広がった。(村岡拓弥)

 昨夏まで4年連続の甲子園出場校、山梨学院の功刀史也主将(17)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて春の選抜大会の中止が決まった時、「もう夏しかない。死に物狂いで練習したい」とコメントしていた。だが、夏の甲子園への道が途絶え、「夏を目標にやってきたので本当に残念。国内でも多くの人がコロナで亡くなっているので仕方ない」と受け止める。

 チームで攻守の要を担う栗田勇雅捕手(17)は、1年の夏から甲子園に出場したが、最後の活躍の場を失った。「中止が決まった以上、悔しいけど気持ちを切り替えるしかない」。大学に進学して明治神宮野球大会を目指す。

 吉田洸二監督は「生徒と一緒に夢を追うことができなくなり残念。3年生は自分のこれからの進路実現に向かって残りの高校生活を送ってほしい」とコメントを出した。

 甲子園への挑戦権を失った他の強豪校も大きなショックを受けている。

 夏の甲子園に県内最多となる13回出場している東海大甲府。伊達大我主将(18)はインターネットの速報で中止を知った。「甲子園を目標に厳しい練習に励んできたので気持ちの整理がつかない」と心境を語る。

 故郷・横浜の親元を離れて3年間、練習に明け暮れた。外出自粛の中、最後の夏に向け、横浜の自宅周辺で自主練習に励んできた。中止の決定後、チームメートとテレビ通話で「野球で学んだ礼儀やリーダーシップを生かし、それぞれの道で頑張ろう」と話し合ったという。

 3月2日から臨時休校が続き、約9割を占める県外出身の部員が寮を離れ、オンラインでのミーティングやトレーニングをして部活動の再開を待ち望んできた。村中秀人監督は「3年生の気持ちを考えると言葉が出ない。人生にはこれからもつらいことはあると思うので、この経験を糧に精進してほしい」と部員を思いやった。

 甲子園に向けた山梨大会も中止となり、代わりとなる県大会開催を求める声も多い。

 夏の甲子園に3回出場している甲府商の延川拓真主将(17)は「地方大会の開催の可能性が1%でもあるなら絶対に出場したい」と力を込める。日本航空の西川泉主将(17)も「最後まで支えてくれた方々への感謝を示し、3年間ともに過ごしてきた仲間と戦う集大成の場がほしい」と話した。

 県高野連の庄司和彦理事長は「感染リスクを考えると中止は致し方ないが、選手のことを思うと残念」と述べた。県独自の大会開催について「今日で3年生が引退というのはあまりにかわいそうだ。日程や感染対策などハードルは高いが、開催を検討したい」と話している。

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1231437 0 ニュース 2020/05/21 05:00:00 2020/05/21 05:00:00 2020/05/21 05:00:00 練習再開に向けてコーチらが整備を続けてきた東海大甲府高校のグラウンド(20日、甲府市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200520-OYTNI50033-T.jpg?type=thumbnail

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