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未発表太宰の手紙公開 県立文学館 甲府時代新婚生活つづる

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初公開される太宰の手紙=県立文学館提供
初公開される太宰の手紙=県立文学館提供

 県立文学館は、作家・太宰治(1909~48年)が甲府市で新婚生活を始めて間もない頃に友人へ送った未発表の直筆の手紙1点を18日から同館で公開する。「太宰治全集」にも未収録の新出資料で、「結婚は、からだに悪いといふのはどうも嘘のやうです」などと書かれている。同館は「甲府時代の太宰の様子が分かる注目度の高い資料」と話している。

 太宰は1938年9月から山梨に滞在し、39年1月に妻の美知子と結婚。同年8月まで甲府市御崎町で新婚生活を送った。その間、「富嶽ふがく百景」「新樹の言葉」などの著名な作品を発表している。

 今回初公開される手紙は、縦19・5センチ、横116・5センチの巻紙にインクで書かれたもの。結婚直後の39年1月31日に書かれたとみられ、「私は、結婚して、顔色もよくなり、食欲大いにすすみ、また、ふとつた。僕もからだは、君と同じで、微熱の恐怖大いにあつたのだが、結婚してみて、その不安、全く解消いたしました」と、充実した結婚生活の様子が報告されている。

 宛先は、太宰と同じく井伏鱒二に師事し、太宰の結婚を手助けした東京日日新聞(現・毎日新聞)甲府支局の記者、高田英之助。高田は当時、病気療養のため妻を残して甲府を離れており、太宰は高田を励ます目的で度々手紙をやりとりしていたという。

 手紙は同館が5月、東京の古書店から購入した。同館の保坂雅子学芸課長は「太宰は新婚の甲府時代、心身共に安定し優れた作品を残している。このことを示す初公開の貴重な資料を多くの人に見てもらいたい」と話している。

 公開は8月23日まで。会場では、手紙とともに太宰の甲府での足跡を示した地図や、結婚式の写真なども展示する。問い合わせは同館(055・235・8080)。

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1346806 0 ニュース 2020/07/17 05:00:00 2020/07/17 05:00:00 2020/07/17 05:00:00 初公開される太宰の手紙=県立文学館提供 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200717-OYTNI50002-T.jpg?type=thumbnail

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