<速報> 受動喫煙対策を強化、改正健康増進法が成立
    文字サイズ
    老後破産

    3500万円が底をつく「死角」…「老後破産」の現実(2)

    ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん

    年間の赤字額は月の赤字の12か月分ではない

    • 「ご家庭のやりくり次第で全く違った老後になる可能性があります」と指摘する畠中さん(畠中さん提供)
      「ご家庭のやりくり次第で全く違った老後になる可能性があります」と指摘する畠中さん(畠中さん提供)

     前回「『貯金2700万円』でも危ない…『老後破産』の現実」は、年間の総赤字を計算することが、老後破産の可能性を知り、回避するための作戦を考えるためにも重要なポイントだと説明した。貯金が2700万円あるAさん夫婦(夫63歳、妻60歳)でも、トータルの支出が予想を超え、思わぬ事態に陥る危険性を指摘したものだ。

     年間の赤字額は、月々の赤字の12か月分ではなく、特別支出を足した金額になる。老後破産に陥りやすいご家庭の特徴のひとつに、日々の支出にしか関心がなく、特別支出の管理に甘いところがあることも知っておきたいところである。

    1円単位で管理する人の「死角」

     今まで数千件の家庭を診断してきているが、日々の支出については家計簿を細かく付け、1円単位までこだわって管理している人でも、特別支出の管理は「甘い」と感じる機会が非常に多い。特別支出の管理が甘いと、自分のイメージ以上に手元の貯蓄が減ってしまう。60歳ではなく、65歳でリタイアするとしても、その時点から、平均で20~30年の人生が残されていることになる(表1)。10年単位で特別支出が積み上がっていくと、老後破産を引き寄せる可能性を高めてしまうことを理解しておく必要があるだろう。

    • (表1)
      (表1)

     そこで今回は、特別支出の多さが原因で、現在の年齢から平均余命に至る前後に貯蓄が0以下になってしまう可能性を持つB家の例を取り上げてみよう。(表2)(表中の数字は概算)

    • (表2)
      (表2)

    2015年10月05日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP
    ハウステンボス旅行など当たる!夏休み特集