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    熊本地震

    避難1万人・被害1887億円…熊本地震

    • 熊本地震 発生から1か月
      熊本地震 発生から1か月
    • 熊本県益城町の中心部。14日で「前震」から1か月となるが、多くの被災住宅にはブルーシートが掛けられたままだ(13日午後1時48分、読売ヘリから)=中司雅信撮影
      熊本県益城町の中心部。14日で「前震」から1か月となるが、多くの被災住宅にはブルーシートが掛けられたままだ(13日午後1時48分、読売ヘリから)=中司雅信撮影

     熊本地震で、九州7県の農林水産関係と道路や河川施設の被害総額が計1887億円に上ることが、読売新聞のまとめでわかった。

     熊本地震は、「前震」の発生から14日で1か月となる。13日午後6時現在、死者は49人、安否不明者は1人、震災関連死が疑われる死者は19人。震度1以上の地震は1400回を超え、避難所には今も1万480人が身を寄せている。一方、2次避難所への移転準備が進むなど、生活再建に向けた動きも徐々に始まっている。

     各自治体によると、農林水産関係の被害額は計1358億円で、このうち熊本県内の被害は1345億円。ため池の損傷などが約3割、畜舎の損壊など施設被害が2割強を占める。大分県では、のり面崩壊などで9億1500万円。鹿児島県でも農業用水路の埋没などで800万円の被害があった。

     道路と河川施設の被害額は528億円で、うち熊本県分は491億円。南阿蘇村の阿蘇大橋が崩落するなど大きな被害が相次いだ。大分県でも道路関係施設を中心に30億円の被害が出た。

     交通網も、九州道や大分道の一部区間で、復旧工事のため対面通行や速度規制などの制限が続く。鉄道は、JR豊肥線の線路が押し流されて今も一部区間で運休。南阿蘇鉄道はトンネル亀裂などにより全線で復旧のめどが立っていない。

     気象庁によると、熊本県内では13日も震度4の地震を観測するなど活発な地震活動が続く。前震以降に起きた震度1以上の地震は13日午後7時現在、1418回に達した。

     同日午後6時現在、地震による負傷者は5県で1717人に上り、8万2884棟の建物が損壊した。熊本、大分両県では、26市町村245か所の避難所に計1万480人が暮らしている。車中泊で体調を崩す被災者も後を絶たない。

     こうした中、熊本県では、体育館などで避難生活を送る被災者の「2次避難所」への移転準備が進む。熊本市は8日から、間仕切りを置いたり、床に畳を敷いたりした「拠点避難所」を22か所に設置。12日時点で、避難者の約半数にあたる1532人が暮らしている。南阿蘇村は14日から、村内外の宿泊施設5か所への移転を始める。

    2016年05月14日 07時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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