読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

感染症対策の「弱点」、カーテンを使い捨てに…医療機関から注文続々

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

新型コロナウイルス対策にも期待がかかる使い捨てタイプの防炎カーテン(新潟市東区で)
新型コロナウイルス対策にも期待がかかる使い捨てタイプの防炎カーテン(新潟市東区で)

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、医療用衛生材料の製造販売業「リリー」(新潟市東区)が、感染症対策に有効な使い捨てタイプの防炎カーテンの全国販売を始めた。不織布を使って価格を抑えながら、日本防炎協会に認められた高い防炎性能も備えた全国初の商品。特許も出願中で、相場一明社長(43)は「新型コロナを想定して開発したわけではないが、社会のために役立てば」と期待している。

 開発のきっかけは5年前。取引先の新潟大医歯学総合病院のスタッフから、「使い捨てカーテンは作れないか」と要望されたことだった。医療用のマスクや手袋、キャップ、ガウンなどはほぼ使い捨て。ただ、消防法で一定の防炎効果が必要なカーテンは厚手で高価になるため使い捨てにはできず、医療機関の感染症対策の弱点になっていた。

 要望を受けて、同社は商品開発をスタート。コストを抑えるため、薄くて軽い不織布を使うことにしたが、それでも、透けない程度の厚みや自然な風合い、防炎性能など、カーテンに必要なすべての条件を満たすため、何度も試作。同病院スタッフらの評価を聞いて改良を繰り返した。

 完成したカーテンは、ポリエステル100%でクリームとピンクの2色。3年前から同病院などで使われ始め、現在は約15の医療機関で採用されている。上部をメッシュにしたり、下半分だけ取り換えられるようにしたりと、要望に応じたオーダーメイドも可能になっている。価格は幅があるが、高さ1・75メートル、幅2メートルの標準サイズでは1枚3000円程度という。

 この春から全国展開するため、横浜市で2月に開かれた日本環境感染学会総会・学術集会で製品を展示したところ、新型コロナウイルスへの懸念が高まっていた時期と重なったことから大きな反響を呼んだ。これまでに全国の医療機関から100件以上の問い合わせがあり、約30件の注文が決まったという。相場社長は「十分な手応えを感じている。医療衛生材料メーカーの使命として、安心で高品質なものを安定的に供給していきたい」と話している。

無断転載・複製を禁じます
1136520 0 医療・健康 2020/03/30 08:53:00 2020/03/30 08:53:00 新型コロナウイルス対策にも期待がかかる、使い捨てタイプの防炎カーテン(新潟市東区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/03/20200329-OYT1I50034-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)