新型コロナ死者、70歳以上が8割…感染者は若い世代多く
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厚生労働省は13日、新型コロナウイルスの感染によって死亡した人の年代別の人数(クルーズ船を除く)を公表した。70歳以上が全体の8割を占めた。中年でも亡くなる人がおり、厚労省は、手洗いの徹底に加え、感染が起きやすい「密閉」「密集」「密接」の3密の環境を避けるよう呼びかけている。
厚労省は12日午後6時時点の死者数をまとめた。その結果、死者は計102人に達し、年代別では70歳代が37人で最も多く、80歳代が36人、90歳以上が11人と続いた。40歳代は2人、50歳代が6人。60歳代は9人。40歳未満では死者は出ていない。1人は非公表。
重症者や感染者の人数も年代別に集計した。重症者は計135人おり、60歳代が39人、70歳代が32人、50歳代が26人。40歳代以下でも重症化するケースがあった。
計7121人の感染者の内訳を見ると、全世代に広がっているものの、比較的若い世代、就業している世代が多い。20歳代~50歳代は各年代とも1200人程度おり、60歳代の809人、70歳代の649人を上回っている。