休校「効果より悪影響」、小児科学会が懸念…20歳未満の患者は4%

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 子供は新型コロナウイルスに感染しにくい可能性が指摘されている。重症例も少ない。学校や保育園でのクラスター(感染集団)事例はほとんどなく、日本小児科学会は「学校や保育施設の閉鎖は流行阻止効果に乏しいとの推定もある。子供の心身を脅かしている」と懸念している。

 米マウントサイナイ医科大は、新型ウイルスが体内に侵入するために必要なたんぱく質「ACE2」に着目した。この遺伝子の働きを示す物質が、鼻粘膜では、年齢が上がるにつれ増え、10歳未満では最も少ないとする研究結果を、20日付の米医学誌で発表した。この差が感染しにくさに影響するとみている。

 実際に、子供の感染者は少ない。厚生労働省の集計では、20歳未満の患者数は今月7日時点で約4%(609人)にとどまる。

 重症例はまれで、死亡者は0人だった。森内浩幸・同学会理事は、「重症化につながる免疫の過剰な働きが、子供では起こりにくい可能性がある」と指摘する。

 ただ、欧米では、感染した子供が全身の血管に炎症を起こす川崎病に似た症状を示すケースが確認されている。森内理事は「子供が完全に重症化を免れるわけではないようだ」とする。

 一方、子供の患者が周囲に広く感染させた事例はほとんどない。豪州では、15の学校で感染した生徒や職員18人が、その他の863人と濃厚接触したが、感染が確認されたのは2人だけだった。

 国内では、緊急事態宣言が解除されていない自治体の一部で、学校再開のめどがたっていない。同学会は、休校の長期化はうつや家庭内暴力などにつながるとして、「子供では新型ウイルスが直接もたらす影響よりも健康被害の方が大きくなることが予想される」と警告する。

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1236713 0 医療・健康 2020/05/23 15:22:00 2020/05/23 15:44:22

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