「看護師の気持ち、体験を」と言われ…医療防護服を記者が体験「すぐ汗噴き出した」

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防護服やN95マスク、フェースシールドで身を固めた記者を、野村医師が撮ってくれた。すぐ汗だくになり、医療従事者の大変さを知った
防護服やN95マスク、フェースシールドで身を固めた記者を、野村医師が撮ってくれた。すぐ汗だくになり、医療従事者の大変さを知った

 新型コロナウイルス禍での奮闘が伝わる、医療従事者。兵庫県・淡路島内で唯一の感染症指定医療機関として、コロナ患者に対処する「県立淡路医療センター」で、記者が防護服の試着体験を通じて苦労の一端に触れさせてもらった。

 「防護服ではすぐ呼吸ができないほど暑くなり、何度も廊下でクールダウンする職員もいる」。これまでの治療や看護を振り返るため、5月末にセンターが開いた記者会見でそう聞いたのを機に、防護服姿の医療従事者を写真撮影させてもらうことになった。

 感染症病棟の手前で、着替える看護師にカメラを向けていると、「看護師の気持ちを、体験してみませんか?」と声をかけられた。病棟で陣頭指揮を執っている、血液内科部長の野村哲彦医師だった。

感染対策室のドアに貼られた「アマビエ」のイラスト
感染対策室のドアに貼られた「アマビエ」のイラスト

 通された一室には様々な感染防護具がずらり。全国から寄付されたものだという。ここで、着替えさせてもらう。防護服に手袋、フェースシールド、そして高性能マスク「N95」……。全身を完全防備した。

 ビニール製の防護服は思った以上に暑く、すぐ汗が噴き出した。N95も通気性が悪く、軽く目まいや頭痛がするほどの息苦しさだ。

 完全な体力勝負。患者と接触することによる偏見も一部で広がる中、この姿で治療や看護の激務に当たっている苦労を思うと、ただただ頭が下がる。季節が夏へと移るなか、暑さも大敵になっていくだろう。

          ◇

 院内にある感染対策室のドアに、イラストが貼られているのに気付いた。疫病を退治すると伝わる、妖怪アマビエだ。「疫病退散」の「お札」も添えられている。

 「これも見て」。感染対策室長も兼ねる野村医師が取り出したキーホルダーは、アマビエの描かれたプラスチック板だった。

 「いいでしょ」という笑顔に触れ、頼もしさと同時に、未知のウイルスと闘う覚悟を感じた。医療現場の最前線に立つ人々を支えなければ、と再認識した。私たち自身が責任を持った行動で、感染予防を図ることが求められている。

(加藤律郎)

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1264021 0 医療・健康 2020/06/07 16:08:00 2020/06/07 16:08:00 記者は防護服を着た直後から汗だくに。最前線で治療に当たる医師や看護師の大変さを知った(県立淡路医療センターで) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200607-OYT1I50022-T.jpg?type=thumbnail

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