PCR検査、深夜まで対応…保健所「人員かき集めるのが大変だ」

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 東京都内の新型コロナウイルスの感染者が23日、1日としては過去最多となり、初めて300人を超える366人となった。感染者が多数発生している地域の保健所は業務の逼迫ひっぱくによる人員不足を不安視している。また、再び保育園が休園することを心配する保護者の声が聞かれた。

 荒川区の介護老人保健施設「ひぐらしの里」では、23日までに、70歳代から100歳代の入居者25人と職員7人の計32人の新型コロナウイルスの感染が確認されている。6月27日、最初の感染者が判明した後、毎日のように感染者が増えていった。

 基本的に都が入院先を探しているが、同区保健所は、高齢の感染者を一刻も早く入院させる必要があると考え、感染症担当の保健師5人も助力した。介助を必要とする感染者も多いため、受け入れる病院側との交渉は難航したという。

 同区内の感染者数は22日時点で146人で、今月に入って56人増加した。最近は、疫学調査の依頼が増えているほか、事業者側もPCR検査を積極的に希望するようになり、業務量が増えているという。夕方以降にPCR検査の結果が出ることもあり、深夜まで対応に追われることもある。同区保健所の担当者は「緊急事態宣言中と違って、区の業務は通常通り行われているので、人員をかき集めるのが大変だ」と話している。

 都内で最多の感染者が確認されている新宿区でも保健所の業務が逼迫している。都は負担を減らそうと、同区の都健康安全研究センターに支援拠点を設けた。同区保健所から一部の患者の情報を引き取り、自宅療養者の健康観察や濃厚接触者の特定などの業務を担っている。

 支援拠点は都職員の医師や保健師、看護師らで構成。都感染症対策部の下間志正しせい担当課長は「新宿は、いち早く『夜の街』関連の検査を増やすなどして、感染者が多数確認されている。少しでも保健所の業務量を軽減させたい」と話している。

     ◇

 文京区の私立認可保育園に2歳の次男を通わせながら、在宅勤務を続けているという派遣会社員の女性(34)は、「自宅に一日中息子がいたら、仕事に集中できない」と話す。

 区内では今月中旬、別の区立認可保育園で園児ら計34人の集団感染が発生し、一時休園に追い込まれた。幼児はおもちゃを口に入れたり、マスクを床に落としても拾ってそのまま着けたりしてしまうため、女性は「幼い子どもが集まる保育園ではいくら消毒しても追いつかない。感染がさらに拡大して、保育園が再び休園してしまわないだろうか」と心配する。

墨田の保育園で園児ら4人感染

 墨田区は23日、区内の菊川保育園の男児1人と女性保育士3人の計4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同園は8月5日まで休園。濃厚接触者は約80人で、区保健所が検査を進めている。

 台東区でも、区立小学校の教員1人が感染。区教育委員会は、教員が勤めている小学校を今月29日まで休校とし、消毒や濃厚接触者の調査などを行う。

 また、足立区もクラスター(感染集団)が発生した同区竹の塚のフィリピンパブ「ソシアリスタ」で、新たに60歳代の男性客の感染が判明したと発表した。関連する感染者は計25人となった。

 小金井市では、市のコミュニティーバス「CoCo(ココ)バス」の60歳代の男性運転士が感染した。市によると、運転士は19日に8時間勤務していたが、車内は換気されていたことなどから、「乗客は濃厚接触者にあたらない」という。

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1362898 0 医療・健康 2020/07/24 12:11:00 2020/07/24 12:25:28

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