メタボ健診指導、心臓・血管病のリスク軽減につながらず…経費に見合う「効果」疑問の声

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 特定健診(メタボ健診)で生活習慣の改善が必要とされた人に行う特定保健指導の効果は、1年後にわずかな肥満改善を認める程度で、心臓や血管の病気のリスク軽減につながっていないとする分析結果を、京都大などの研究チームが米国医師会雑誌電子版に発表した。

 メタボ健診は40~74歳の男女が対象。今回の分析には、2014年に健診を受けた男性約7万5000人のデータを活用。腹囲の基準85センチを少し超えて特定保健指導の対象になった人と、少し下回って対象外になった人について、4年間追跡して効果を比較した。

 1年後の肥満度では、指導対象外の人は体重、BMI(体格指数)などが微増したのに対し、対象になった人はいずれも微減した。ただ、3、4年後には差がなくなった。

 脳卒中や心筋梗塞こうそくなどのリスクに関係する血圧や血糖値、コレステロール値なども調べたが、指導による改善はみられなかった。

 理由として、研究チームは〈1〉指導対象になった人のうち16%しか指導を受けていない〈2〉全体の約半数が当てはまる腹囲85センチ以上の基準が厳しすぎる可能性がある――などを挙げた。

 分析結果をまとめた福間真悟・京大特定准教授は「メタボ健診は毎年約2800万人が受けているが、年間数百億円以上とされる経費に見合った効果が得られていない。科学的根拠に基づき、基準や手法を見直し、有効な制度に改善していくための議論が必要だ」と話している。

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1541798 0 医療・健康 2020/10/12 20:26:00 2020/10/12 23:05:02

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