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「周囲にうつしてないか不安」PCR自費検査が拡大、精度・費用にバラツキ

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 新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査を自費で受ける動きが広がっている。東京都心の駅前には、唾液などを採取し、低価格で検査する施設も相次ぎ登場している。早期の発見と療養で感染の拡大抑止が期待されるが、精度や費用にばらつきがあり、専門家は「検査の特徴を良く理解して利用する必要がある」と指摘している。

■1回1980円

検査申し込み時に発行されるバーコードを読み取る検査施設のスタッフ(14日、東京都中央区で)
検査申し込み時に発行されるバーコードを読み取る検査施設のスタッフ(14日、東京都中央区で)

 「自分が知らないうちに感染し、周囲にうつしていないかと、常に不安だった。手頃な値段で検査が受けられれば安心だ」。東京都中央区の検査施設「SmartAmp Station“駅前検査”」で、14日に検査を受けた荒川区の大学3年の学生(21)は、こう話した。

 この施設の検査費用は1回1980円だ。インターネットを通じて事前に申し込み、施設で自ら検体の唾液を取る。所要時間は3分程度。唾液は都内の検査機関へと運ばれ、翌日にはメールで結果が届く仕組みだ。中井川さんも翌15日、陰性の結果を受け取った。

 施設は、理化学研究所発のベンチャー企業「ダナフォーム」(横浜市)子会社の「SS Dnaform」(東京)が運営する。使っているのはPCR検査の一つ「スマートアンプ法」だ。理研と神奈川県が共同開発した独自の手法で、短時間で結果が判明するのが特徴だ。同社の大久保和孝社長は「試薬の開発から検査機器の製造まで一貫して行うことで、外部に特許料などを支払う必要がなく、安価で検査が可能になった」と説明する。

■ビジネス需要

 新型コロナでは、症状がある人や感染者との濃厚接触者らは行政によるPCR検査の対象となり、公費負担となる。これ以外の人が検査を受ける場は限られていた。しかし、海外との往来制限の緩和が進んだことなどで「渡航前に陰性を確認したい」とのビジネス需要もあり、自費検査の機会拡充を求める声は高まっている。

 今月4日には、工務店を主に展開する木下グループが新橋駅近くに「新型コロナPCR検査センター」を開設。唾液を検体として使い、翌日には結果がメールで届く。費用は1回3190円。今月下旬には、新宿・歌舞伎町にグループ2か所目の施設ができる予定だ。

 ただ、こうした自費検査を手がける施設の多くは結果を通知するだけで、医師は診断しない。新型コロナは感染症法で、診断した医師が感染しているかどうかを判断し、保健所へ届け出ることになっている。陽性の結果が出ても医師にかからなければ、感染者の把握漏れが生じ、入院や治療などにもつながらない恐れがある。

 ダナフォームでは、陽性だった場合に医師の診断を受けるよう個別に電話して促し、木下グループも結果を伝えるメールで医療機関の受診を強く求めているという。田村厚生労働相は18日の閣議後記者会見で、「民間検査機関は医療機関と提携してほしい」と述べ、陽性の結果が出た人が確実に医療機関を受診する体制を整えるよう求めた。

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1712226 0 医療・健康 2020/12/19 05:00:00 2020/12/19 10:31:59 1980円でPCR検査を受けることができるSmartAmp Station"駅前検査"(14日、東京都中央区で)=横山就平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201219-OYT1I50003-T.jpg?type=thumbnail

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