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仕事中に涙が止まらない・気持ち晴れない…「テレワークうつ」深刻

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 新型コロナウイルスの感染拡大で急速に広まったテレワーク。時間や場所にとらわれない柔軟な働き方として歓迎される一方、コミュニケーション不足や、仕事とプライベートの区別がつきにくいためにストレスを抱える人も増えている。心身に不調を来す「テレワークうつ」をどう防げばいいのか。

■顔見えず

 「ずっと家にいて気持ちが晴れない。食欲不振になり、体重も減っている」「最近、仕事中に涙が出て止まらない」

 人事コンサルティング会社「ピースマインド」(東京)には、在宅勤務の長期化で心身の不調を訴える相談が増えている。感染拡大で出社を控える動きが広がった当初は、在宅勤務への戸惑いや感染への不安といった声が多く寄せられたが、8月以降、相談内容の傾向が変わってきたという。

 不調の原因は、テレワークならではのストレスだ。自宅で一人でパソコンに向かい、仕事の報告をしたり、指示を受けたりするのはメールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が中心。職場で顔を合わせているのと違い、上司に相談するタイミングも計りづらい。そのため仕事が進まず、焦りや不安を抱えるようになってしまう。

 「オフィスでは、何げない会話でコミュニケーションをとっている。相手の顔が見えないテレワークでは、定期的に話す機会をつくって、不安感や焦りを減らしていくことが大切」と同社の臨床心理士、武田英彦さんは指摘する。

 企業の総務部門の担当者向け専門誌を発行する「月刊総務」(東京)が9月、全国の総務担当者を対象に調査を実施したところ、回答した255人のうち73・3%が「テレワークの方が従業員のメンタルケアが難しい」と回答した。

 豊田健一編集長は「テレワークは顔が見えないということが最大の課題。従業員の置かれた状況や健康状態をいかに可視化するかを考える必要がある」と話す。

■ストレス測定

 積極的に予防策を講じる企業も出てきた。

疲労ストレス計を使う日清食品ホールディングスの担当者。目を閉じて、2分間安静にして測る
疲労ストレス計を使う日清食品ホールディングスの担当者。目を閉じて、2分間安静にして測る

 日清食品ホールディングスは8月、「テレワークうつ 予防チーム」を設立した。在宅勤務をしているグループ会社の社員約1360人にストレスを測定する機器を使ってもらい、本人が不調を自覚する前に対処しようという取り組みだ。測定結果に応じて、オンライン面談を実施したり、睡眠の質を向上するプログラムへの参加を促したりする。

 予防チームの三浦康久・日清食品経営管理室次長は「本人が知らない間にストレスが蓄積している可能性はある。『おせっかいな予防策』が必要だと考えた」と語る。今後、グループ全体に対象を広げることを検討しているという。

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1716893 0 医療・健康 2020/12/21 14:25:00 2020/12/21 14:49:49 疲労ストレス計を使う日清食品ホールディングスの担当者。目を閉じて、2分間安静にして計る(8日) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201221-OYT1I50048-T.jpg?type=thumbnail

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