アビガンの効果「確認するのは難しい」、審議会部会で継続審議…承認時期の見通し困難
メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は21日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認申請が出されている抗ウイルス薬「アビガン」について、現時点では判断できないとして継続審議とすることを決めた。承認されれば、国内3例目の新型コロナ治療薬になると期待されてきたが、承認の時期は見通しにくい情勢となった。
アビガンは、「富士フイルム富山化学」(本社・東京都)が開発した飲み薬。同社は、症状が改善するまでの期間を短くする効果があったとする治験結果を公表し、10月に厚労省に承認を申請していた。部会では、委員から「現時点の治験の結果では、効果などを確認するのは難しい」との意見が相次いだという。
無断転載・複製を禁じます