昭和の常備薬「赤チン」製造終了…「一つの時代が終わったよう」社長しんみり
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傷口に塗ると赤くなり、「赤チン」の愛称で親しまれた消毒薬「マーキュロクロム液」のメーカー「三栄製薬」(東京)が25日、製造を終了した。水銀を含むため、今月31日以降、「水俣条約」で製造などが禁止され、国内から姿を消す。

赤チンは昭和時代、家庭や学校で定番の常備薬だった。無色透明の消毒薬の登場などで需要が激減したが、同社は根強いファンの声を受けて製造を続けていた。藤森博昭社長(59)は「一つの時代が終わったようだ」としんみり語った。
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