ワクチン接種後の急性アレルギーに注意…米CDC呼びかけ
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米疾病対策センター(CDC)は6日付の週報で、新型コロナウイルスのワクチンについて、接種後に起きる急性の重いアレルギー症状への対策を十分に取るよう、医療関係者らに注意を呼びかけた。
CDCの集計によると、昨年12月23日までに米国で米製薬大手ファイザーのワクチンを1回接種した約190万人のうち、重いアレルギー症状である「アナフィラキシー反応」が21人に起きた。20人は回復し、1人の容体は確認できていない。
同様の症状がワクチンの接種後に起きる割合は、一般に100万人に1人とされるが、今回の集計時点では約9万人に1人だった。CDCは、接種会場でアナフィラキシーを抑える注射薬を用意し、アレルギー体質の人への注意喚起を徹底することを促している。
炎症などを含めた副作用は、全体の約0・2%にあたる4393人に生じた。CDCは同社のワクチンについて、「接種の利益は、副作用のリスクを上回っている」としている。
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