「レムデシビル」使用、中等症患者にも拡大…新型コロナ治療
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新型コロナウイルスの治療薬「レムデシビル」について、厚生労働省は、これまで重症患者としていた使用対象を、肺炎がある中等症の患者にも拡大した。
レムデシビルは、エボラ出血熱の治療用に米製薬会社ギリアド・サイエンシズが開発した抗ウイルス薬。日本では昨年5月、新型コロナ治療薬として特例承認された。これまでは原則、重症患者が対象とされていた。
同社から臨床試験の追加データが出され、中等症の患者で効果が確認されたことから、薬の効果などを示す添付文書が改訂された。ただし、レムデシビルの供給量は限られており、厚労省は当面、重症患者への使用を希望する医療機関に限定して供給する。
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