[ニュースQ+]ワクチンの「副反応」、「副作用」と違うの?
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Q 副反応とは。
A ワクチンの接種によって体に免疫反応が起こり、感染症の発生や重症化を防ぐ免疫ができる。接種時に、有害な反応が起きることがあり、これを副反応と呼ぶ。
Q 副反応は、副作用とはどう違うのか。
A 薬やワクチンの使用後に起きる、期待されたものと異なる有害な影響という意味では同じだ。治療に使う薬では「副作用」と呼び、ワクチンの場合は「副反応」と分けて呼ばれる。英語では同じ「side effect」という言葉が使われるのが一般的だが、日本では薬害の歴史などもあり、より厳密な使い分けが進んだとみられる。
Q 新型コロナウイルスのワクチンの副反応には、どんなものがあるのか。
A 軽いものとしては、接種後に筋肉痛や頭痛、
Q 副反応の情報は、どのように集めるのか。
A はしかなど定期接種のワクチンの場合は、副反応が疑われる症状がわかった場合、医療機関から国への報告が予防接種法で義務付けられている。因果関係がわからないものも含めて幅広く集めるため、「副反応疑い」として報告される。その後、専門家の意見も踏まえて因果関係を調べ、安全対策に生かしている。