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ファイザー製ワクチン「スピード承認」の背景…コロナ解決の切り札、細胞を「体内工場」に

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 米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンが国内で承認される見通しとなった。通常10年前後かかるワクチン開発が、流行開始から1年あまりで「スピード承認」されるのは、遺伝物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を活用した画期的な新技術が背景にある。(科学部 渡辺洋介、江村泰山)

 ワクチンは、免疫にウイルスの特徴を覚えさせ、実際にウイルスが侵入したときに素早く抗体で攻撃させる方法だ。ファイザーのワクチンは、新型コロナ表面の突起部分を作る設計図となるmRNAを主成分としている。mRNAは人工合成が容易で、短期間で大量生産できる。

 従来のワクチンは、ウイルスそのものや突起のたんぱく質などを工場で作る必要があった。mRNAワクチンは、体内で突起のたんぱく質を作らせる。いわば、細胞を「体内工場」にする方法だ。東京医科歯科大の位高啓史教授(核酸医薬)は、「新型コロナの解決の切り札の一つになると思う」と期待を寄せる。

■開発企業の潜在力

 ただ、mRNAは体内で分解されやすい。ファイザーと共同でワクチンを開発した独バイオ企業ビオンテックはmRNAを安定化させる高度な技術を開発した。2008年創業の同社は、これまでmRNAを使った医薬品研究を先導し、潜在力があった。

 設計や合成が簡単なmRNAワクチンは、変異ウイルスに対する改良が、パソコンソフトをアップデートするように容易なことも利点だ。ファイザーは、英国型や南アフリカ型の変異ウイルスに対しても、十分な効果が見込めるとする論文を発表したが、変異が積み重なると、効果が減弱する恐れもある。ビオンテックのウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は、「改良が必要になった場合、6週間で生産できる」と自信を見せる。

 

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1839116 0 医療・健康 2021/02/12 23:34:00 2021/02/13 10:23:26 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210212-OYT1I50071-T.jpg?type=thumbnail

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