コロナワクチン、種類を選択可能に…大臣補佐官「接種会場で選べる」
完了しました
新型コロナウイルスワクチンを担当する内閣府の小林史明・大臣補佐官は28日の民放番組で、今後、複数の種類のワクチン接種が始まった場合、国民がどの種類のワクチンを接種するか自ら選択できるようにする考えを明らかにした。
小林氏は「接種会場ごとに打つワクチン(の種類)を決めていく。それは公表されるので、会場を選べば打つワクチンを選ぶことができる」と述べた。
65歳以上の高齢者向け接種は4月12日から始まり、米製薬大手ファイザー製のワクチンが使われる。政府は今後、一般向けなどに英アストラゼネカ、米モデルナからも供給を受ける予定だ。両社はすでに厚生労働省に承認申請している。
国民が自ら接種するワクチンを選べるようにするためには、副反応などに関する的確な情報提供が課題となる。小林氏は「自身の事情で打ちたくない方もいる。情報はしっかり公開して、選べる環境を作っていきたい」と強調した。
国内の医療従事者らに接種された約82万回分のファイザー製ワクチンを巡る健康調査の中間集計では、2回目の接種後、36%に37・5度以上の発熱、67%にだるさが見られた。急性のアレルギー反応のアナフィラキシーの発生頻度は接種10万回あたり約8件だった。