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医学部なくてもキャンパス内で診察…明治大学に児童精神科クリニック開設

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 明治大学の駿河台キャンパス(東京都千代田区)に、児童精神科の診察を行う「明治大学子どものこころクリニック」が開設された。医学部など医療系の学部を持たない大学にクリニックが設置されるのは珍しく、公認心理師などを目指す学生の研修機関としての役割も果たしている。

(水戸部絵美)

「子どもたちの成長を見守っていきたい」と話す山登院長(千代田区の明治大学子どものこころクリニックで)
「子どもたちの成長を見守っていきたい」と話す山登院長(千代田区の明治大学子どものこころクリニックで)

 今年1月に開設された同クリニックは、3歳から15歳までの子どもとその家族が対象で、診療科目は児童精神科と精神科、心療内科。児童青年期の精神保健が専門の山登敬之やまとひろゆき医師が院長を務め、公認心理師と臨床心理士の資格を持った専門相談員がカウンセリングを担当する。開設後の約3か月間で、初診の患者が約100人来院。発達障害や不登校などの相談が大半を占めているという。

おもちゃや絵本などが置かれている待合スペース(千代田区の明治大学子どものこころクリニックで)
おもちゃや絵本などが置かれている待合スペース(千代田区の明治大学子どものこころクリニックで)

 クリニックは、明治大大学院文学研究科や文学部で公認心理師などを目指す学生が診察や検査に立ち会い、山登院長や心理師と一緒に患者と向き合う実習の場でもある。山登院長も「医師だけで診断するよりも、心理師や学生たちと一緒に診断するほうが視野が広がる」と説明する。

 明治大では2004年に心理臨床センターが設置され、年間約3000回の心理カウンセリングを実施している。一方で、キャンパスのある千代田区や隣接する文京区には、子ども専門の精神科などの医療機関は数か所しかなく、予約が数か月先までいっぱいのことが多いという。そのためカウンセリングだけでなく、精神医療もできるクリニック開設の話が持ち上がり、18年頃から学内で検討を進め、関係省庁などとも協議していた。文部科学省の担当者は「大学設置基準で医学部や歯学部を持つ大学は付属病院を置く必要があるが、医療系の学部がない大学に診療所が設置された事例は珍しい」と話す。

 現在は新型コロナウイルス感染防止のため、同じ症状を抱えた子どもたちを集めて治療する集団療法は行っていないが、クリニックは診察室や相談室のほか、集団療法室も備えている。山登院長は「感染が落ち着いたら、集団療法や親を対象にした子どもとの接し方のトレーニングも実施していきたい」と先を見据えている。

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1976323 0 医療・健康 2021/04/10 18:52:00 2021/04/10 18:52:00 明治大学子どものこころクリニックの山登敬之院長(8日午後6時22分)=水戸部絵美撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210409-OYT1I50099-T.jpg?type=thumbnail

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