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米バイオ企業モデルナが開発した新型コロナワクチンについて、武田薬品工業は10日、国内で実施した臨床試験の結果、ワクチンを2回接種した全員で、感染を防ぐ抗体の上昇を確認したと発表した。重大な副作用の報告はなかったという。同日、データを国の審査機関に提出した。

武田薬品は、モデルナ製ワクチンの輸入や流通などを担当している。臨床試験は今年1月から、国内の健康な成人男女200人を対象にワクチンか偽薬のいずれかを接種し、効果や安全性を調べていた。
海外で約3万人が参加した臨床試験では、発症を防ぐ有効性が94%となっている。政府は審査で安全性などが確認できれば、今月21日にもモデルナ製のワクチンを特例承認し、24日から東京や大阪に開設する大規模な接種会場で使用する方向で、調整している。