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日本産科婦人科学会(日産婦)などは、新型コロナウイルスワクチンについて、「妊婦の接種を勧める」とする新たな文書を発表した。全国で感染拡大が急速に進んでいることに加え、米疾病対策センター(CDC)が11日に、妊婦への接種を推奨したことなどを考慮した。
日産婦などが5月に発表した文書では、妊娠12週までの間は、胎児の器官を形成する時期で、偶然起きる胎児の異常と区別が難しいため、接種を避けるように求めていた。しかし、CDCが、流産のリスクは高くならず、安全性を示すデータが確認できたとして、接種を推奨したことを受け、「(妊娠)時期を問わず接種を勧める」と明記した。
また、妊婦は家庭内からの感染が多いとして、夫やパートナーにも接種を呼びかけた。
日産婦の理事で、日本医科大多摩永山病院の中井章人院長は「妊婦の感染は、頻度が低いものの、感染拡大に伴って増えている。妊娠後期に感染すると重症化しやすいとされ、産科の病床も