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塩野義製薬(大阪市)は24日、成分を一部変更して開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、初期の臨床試験で1回目投与後の安全性を確認したと発表した。今後、3週間の間隔をあけた2回目の投与後の安全性や有効性を確認する。

同社はワクチンの臨床試験を昨年12月に始めた。作られる抗体の量を増やすため、ワクチンに含まれる免疫増強剤の種類を変えて、改めて試験を実施した。今月19日までに、20~64歳の日本人男女60人に対してワクチンか偽薬を投与したところ、重い副反応はこれまでみられていないという。
最終段階の臨床試験は国内のほか、アジア・アフリカ地域でも予定している。同社は今年度中の供給開始を目指している。