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メラノーマに効果、徳島大など化合物開発に成功…腫瘍を4分の1以下に

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 メラノーマ(悪性黒色腫)のような難治性がんの治療に役立つ可能性がある化合物の開発に成功したと、徳島大と熊本大などの研究グループが発表した。既存の抗がん剤と組み合わせてメラノーマのマウスに投与すると、抗がん剤だけでは効果がなかったのに対し、腫瘍の大きさを4分の1以下にすることができたという。独科学誌「アドバンスト・ファンクショナル・マテリアルズ」に論文が掲載された。

 メラノーマなど治療が難しいとされるがんの中には、がん細胞の周囲を2種類の「間質細胞」と呼ばれる細胞が取り囲み、抗がん剤などからがん細胞を<保護>している種類がある。このようながんには、従来の化学療法がほとんど効かないことが課題だった。

 徳島大の異島優・准教授と、熊本大の丸山徹教授、前田仁志助教、水田夕稀研究員らのグループは、体内に元々存在する無害な化合物を改良して、2種類の間質細胞に吸着、侵入する性質を持たせることに成功。血液中を流れてがん組織へたどり着きやすくなるよう、分子構造を改変した。

 メラノーマを発症させたマウスにこの化合物を投与すると、がん組織に集まった。さらに、この化合物に抗がん剤の一種「パクリタキセル」を結合させてマウスに投与すると、がん組織が急速に小さくなることを確認した。パクリタキセルだけを投与しても、ほとんど効果がなかった。

 異島准教授は「がん細胞を直接たたくのではなく、がん細胞の<味方>を減らすことで、腫瘍そのものを小さくできることが確かめられた。今回の化合物は元々体内にある無害な物質から作っているので、副作用の心配も少ないことが期待できる。10年後の臨床応用を目指して、さらに共同研究を進めていきたい」と話している。

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2395137 0 医療・健康 2021/09/26 09:27:00 2021/09/26 09:27:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210924-OYT1I50043-T.jpg?type=thumbnail

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