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塩野義製薬は22日、開発を進めている新型コロナウイルス感染症経口治療薬(飲み薬)の供給について、米国政府と協議に入ったことを明らかにした。米政府はコロナ飲み薬の備蓄を進めており、先行して開発したメルクやファイザーとは既に供給契約を結んでいる。塩野義からも供給を受けることで調達先を多角化する狙いがあるとみられる。
塩野義の担当者は「協議はしているが、契約が決定したなどの事実はない」としている。
塩野義の治療薬は、国内向けについては厚生労働省に製造販売の承認申請を済ませ、審査が続いている。海外での販売も目指しており、近く北米や欧州など世界規模での治験を始めるほか、製造や販売を担当する提携先企業の選定も進める考えだ。