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第一三共は26日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、3回目接種の治験を行った結果、米ファイザー製や米モデルナ製のワクチンと「同程度以上の有効性」を確認したと発表した。より規模の大きな治験を進め、追加接種用ワクチンの年内実用化を目指す。
第一三共製のワクチンは、米2社と同様、遺伝物質・メッセンジャーRNA(mRNA)を主成分とするタイプ。治験には、米2社いずれかのワクチンを2回接種した18歳以上の男女約500人が参加した。第一三共製の3回目接種を受けた人は、感染を防ぐ「中和抗体」の量が、米2社のワクチンを3回接種した場合と同程度以上に増えたという。重篤な副反応はなかったとしている。
1、2回目接種に関しても、中間段階の治験で一定の有効性と安全性を確認したといい、今年9月までに最終段階の治験に入る予定。