コロナ感染じわり再拡大…「BA・5」置き換わりでワクチン効果弱まる

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 新型コロナウイルスの新規感染者が、全国で再び増えつつある。変異株「オミクロン株」のうち、感染力がより強いとされる「BA・5」への置き換わりが原因の一つだ。BA・5は、ワクチン接種による感染予防効果が弱くなるほか、再感染リスクが高まるという研究もあり、専門家は警戒を強めている。

山形県でも過去最多の1978人コロナ感染

 全国の新規感染者数は、2日までの1週間で前週の1・34倍に増えた。島根で2・81倍、東京で1・5倍など、33都府県で前週を上回った。東京都では、感染者に占めるBA・5疑いの割合が、6月20日時点で25・1%に急増している。

 ワクチンを接種すると感染を防ぐ体内の「中和抗体」量が上昇する。だが、米ハーバード大などの研究では、BA・5や、これに変異が似ている「BA・4」に対する抗体量は、初期のオミクロン株「BA・1」の3分の1程度にしか増えないことがわかった。

 中国の研究チームも、BA・5などがBA・1への感染で得られた免疫を回避しやすいとの解析結果を、科学誌ネイチャーで発表した。BA・1は国内では2月がピークとなった「第6波」を引き起こしており、今後再感染リスクが高まる恐れがある。

 東京大などは、BA・5などの感染力は国内で主流の「BA・2」より約1・2倍強く、病原性(重症化リスク)も高い可能性があると発表している。チームの佐藤佳・東京大教授(ウイルス学)は、「新型コロナウイルスは、今後も変異体の登場と感染者数の増減を繰り返す恐れがある」と話している。

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