3分でわかる「フレイル講座」第1部<中>スマホが先生、献立に「10の食品群」
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栄養価の高い「食」がフレイル予防のポイント。健康維持のための日々の献立作りに、スマートフォンの「助言」も活用しながら挑戦する高齢者を取材した。
東京都大田区の男性(84)は、1日に必要な栄養素を取れる「10の食品群」(魚、油、肉、牛乳、野菜、海藻、芋、卵、大豆、果物)のうち、自分の食事で何が不足しているか、一目でわかるスマホのアプリ「10食品群チェッカー」を使っている。
11月に参加した料理教室でも、作ったばかりのハンバーグや、大根とツナのサラダを食べながら、画面で「肉」「魚」などのマークをタッチ。「芋や海藻が足りないな」と夕食の献立に考えを巡らせていた。最近では食事内容の確認だけでなく、冷蔵庫の中身を見て、足りない食品を買いにスーパーに行くほど日々の食生活を意識し始めたという。
男性が「10の食品群」を学んだのは、大田区が地域で開催するフレイル予防のためのまち歩きイベント。ウォーキングで体を動かすだけでなく、栄養についても学べる内容で、11月初旬のイベントでは、スタンプラリーで食品群を一つ一つ確認した。同区では「健康維持のための食習慣を楽しみながら続け、習得したことを近所の人に広げていってほしい」と期待する。
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