「高たんぱく」「プロテイン」…気になる味、効果的な食べ方は?
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フレイル予防には、筋肉のもとになるたんぱく質(プロテイン)が重要です。スーパーなどで、「高たんぱく」「プロテイン」といった表示の食品を見かけ、味や食べ方が気になっていた記者が、試してみました。
まず、近くのコンビニで商品棚をチェック。ヨーグルトやプロテイン飲料といった乳製品、鶏ささみの加工品、間食向けのバーなどが並んでいます。今回は6商品を購入。店頭価格はいずれも150円前後で、通常の商品よりやや高めの印象です。
主な原料は大豆、牛乳、肉、魚
「たんぱく質強化食品の原料は主に大豆、牛乳、肉、魚の4種類です」。食品メーカー・明治の管理栄養士、野本未来さんが教えてくれました。
食品表示法では、「高たんぱく質」と示す場合、100キロ・カロリーあたり8・1グラム以上のたんぱく質が含まれるなどといった基準を満たす必要があります。
こうした食品の中で身近なのがヨーグルト。たんぱく質を多く含む製品は「ギリシャヨーグルト」と呼ばれ、様々な製品が売られています。水分を減らして作る濃縮タイプで、「普通のヨーグルトと比べ、約2倍のたんぱく質が含まれる」そうです。
さっそく試食。固形チーズと普通のヨーグルトの間くらいの歯ごたえです。味も濃く感じます。クリームチーズのような味わいで、甘いジャムなどをトッピングしてもおいしそうです。
続いてプロテイン飲料。牛乳のたんぱく質を材料に作られた「ザバス ミルクプロテイン脂肪0」のココア風味をいただきました。「体にいい分、おいしくないのかも……」と勝手に警戒していましたが、さっぱりした飲み口で普通のココア飲料との違いは感じませんでした。
朝食に一品、運動後に一品
たんぱく質は、1日60グラム以上を何回かに分けてとるようにするのが望ましいそうです。それでは、こうした食品はいつとるのが効果的なのでしょうか。野本さんに尋ねると、「まずチェックしてほしいのは朝食。パンとコーヒー、みそ汁とご飯などで簡単に済ませている人は、1品プラスしてみてはどうでしょう」と助言してくれました。
おやつ感覚でプロテインを含んだバーなどを食べて補うのも手だとか。「運動後、30分以内のたんぱく質摂取が筋力アップに効果的」とも教えてくれました。最近始めたウォーキングの後に、高たんぱくヨーグルトなどを食べてみようと思います。