文字サイズ

    西日本豪雨、158人死亡56人不明…救助続く

    • 水が引いた民家で住民の安否を確認する消防隊員ら(10日午前、岡山県倉敷市真備町で)=泉祥平撮影
      水が引いた民家で住民の安否を確認する消防隊員ら(10日午前、岡山県倉敷市真備町で)=泉祥平撮影

     西日本を襲った記録的豪雨で、広島、岡山の両県を中心に10日も捜索と救助活動が続いた。読売新聞のまとめによると、同日午後10時現在、12府県で158人が死亡、7府県で56人が行方不明となっている。河川の氾濫で大規模な浸水被害が起きた岡山県倉敷市真備まび町での死者は計46人となり、被害の深刻さが浮き彫りになっている。

     被災地では10日、警察、消防、自衛隊、海上保安庁の計約7万5000人が捜索にあたった。真備町には約1100人と、ヘリコプター3機が投入された。

     真備町では高梁たかはし川の支流・小田川の堤防が決壊し、町全体の27%が浸水。捜索が難航していたが、水が引いて家屋内の調査が進み、新たに18人の死亡が明らかになった。

     岡山県警などによると、真備町での死者46人のほとんどが溺死。住宅内での発見が多かった。年齢がわかっている人の内訳は80歳以上が13人、79~60歳が18人、40歳代2人、27歳の女性と5歳の女児となっている。多くは高梁川と小田川に挟まれた地域に居住し、逃げ遅れたとみられる。

     土砂災害が相次いだ広島県では、県警が検視した死者34人のうち18人の死因は窒息死だった。ほかは外傷性ショック死や圧死、脳挫傷などで、溺死は5人だった。大半は土砂に埋もれたり、家屋の下敷きになったりして亡くなっていた。

     一方、15府県では計約1万人が避難所に身を寄せており、支援の動きも本格化している。広島、愛媛の両県では、医師や看護師らによる「災害派遣医療チーム(DMAT)」が避難所を巡回。自衛隊は輸送艦を使ってガソリンと軽油の海上輸送を開始した。ヘリコプターでもパン約2万4000食分を運んだ。

     気象庁によると、西日本は10日、各地で30度を超え、最高気温は倉敷市で32・8度、広島県東広島市で31・7度、愛媛県大洲市で34・8度を記録。厳しい暑さは17日まで続く見通しで、大気が不安定となって局地的に強い雨が降る可能性があり、同庁は注意を呼びかけている。

    2018年07月10日 23時57分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP
    ハウステンボス旅行など当たる!夏休み特集