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    「崩れたら集落壊滅」ため池が決壊の恐れ

     広島県内で11日、福山市、竹原市、東広島市計5か所のため池が決壊する恐れがあるとして、各地に避難指示が出された。けが人や住宅などへの被害は出ていないが、県は「豪雨で地盤が緩んでいるうえ、流れ込んだ土砂で水位が上がっている」として、警戒を呼びかけている。

     福山市瀬戸町の「小池」(総貯水量9750立方メートル)では、堤ののり面が崩れ、水が漏れているのが確認された。福山市神辺町東中条の「佐光大池」(4310立方メートル)でも、堤の表面が幅約10メートル、高さ約5メートルにわたって削られていたという。市は2か所で約150人に避難指示を出した。

     竹原市吉名町では「奥登祖おくのぼそ池」(1600立方メートル)に決壊の恐れがあるとして、市が近隣住民44人に避難指示を発令。東広島市河内町中河内の「正反田しょうたんだ池」(2万1000立方メートル)、東広島市八本松町正力のため池の周辺でも避難指示が出された。正反田池周辺への避難指示は約2時間で解除されたが、一時は2か所で500人以上が市の施設や中学校に避難した。

     ため池は農業用水を確保するために人工的に造られた池で、広島県内に約2万か所あり、兵庫県に次いで全国で2番目に多い。江戸時代以前のものも多く、全国的に老朽化が進んでおり、地震や豪雨で決壊する危険性が指摘されている。

    2018年07月11日 22時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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