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    西日本豪雨、死者184人に…断水被害24万戸

    • 断水が続き、給水車からの水を求める人たち(12日午前9時19分、広島県呉市で)=近藤誠撮影
      断水が続き、給水車からの水を求める人たち(12日午前9時19分、広島県呉市で)=近藤誠撮影

     西日本を襲った記録的豪雨で、新たに死者が広島県などで確認され、読売新聞のまとめでは12日正午現在、死者は12府県で184人、行方不明者は5県で64人に上った。断水被害も広島、岡山、愛媛を中心に11府県約24万戸に及び、生活への影響は長期化している。被災地では厳しい暑さが続いており、東日本大震災後に新設された「災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)」が12日、岡山県で初めて活動を開始した。

     厚生労働省のまとめでは、断水が続いているのは広島県20万6868戸、愛媛県2万1610戸、岡山県9609戸など。原因の多くは、送水管の損傷や浄水場の冠水などで、各自治体が復旧作業を急いでいる。

     広島県では、広島市の川から呉市に水を引き込む送水トンネルに土砂が流れ込むなどしたため、呉市などへの供給が停止。三原市などでも取水場が水没した。送水トンネルは13日、三原市の取水場は16日の復旧を目指すが、各戸への送水が可能になる完全復旧にはさらに時間がかかるという。

     愛媛県宇和島市では浄水場が土石流に襲われて再開不能となっており、復旧のメドは立っていない。

     断水に加え、被災地では厳しい暑さが続いている。気象庁によると、12日の予想最高気温は、広島市34度、宇和島市32度。広島や岡山は大気が不安定になり、局地的に雷雨になる可能性がある。暑さは17日まで続き、14、15日は広い範囲で35度以上の猛暑日になると予想されている。

     総務省消防庁によると、12日午前5時半現在、避難所に身を寄せている人は15府県の6762人に上る。国立感染症研究所は「避難所では食中毒や急性胃腸炎、下痢、風邪などが流行しやすい。手洗いを励行し、タオルを複数人で使い回さないようにしてほしい」としている。

     岡山県倉敷市では12日、県から国への要請に基づき、DHEATが活動を開始した。DHEATは各都道府県や政令市などに設置され、厚労省が派遣チームを調整する。今回は長崎県チームの医師や保健師などの資格を持った5人が派遣され、31日まで感染症対策など被災者の健康管理にあたる。

    2018年07月12日 13時38分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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