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    避難なお7085人、死者188人…西日本豪雨

    • 岡山県倉敷市立岡田小学校の避難所に身を寄せる人たち(12日午後6時32分、同市真備町で)=若杉和希撮影
      岡山県倉敷市立岡田小学校の避難所に身を寄せる人たち(12日午後6時32分、同市真備町で)=若杉和希撮影

     平成では最悪の被害をもたらした西日本豪雨は、大雨特別警報が広島、岡山両県などで発表されてから13日で1週間となる。読売新聞のまとめでは12日午後10時現在、死者は12府県で188人、行方不明者は5県で72人。広島、岡山両県を中心に15府県で7085人が避難所に身を寄せている。各地の道路は寸断され、鉄道の運休や各地の道路の通行止め、断水などが続くが、早期の復旧は見通せていない。

     国土交通省によると、線路への土砂流入や橋の流失などの被害が100か所以上で相次ぎ、12日午後1時現在、中国、四国地方を中心にJR西日本など11鉄道事業者の26路線が運休。このうち1か月以内に全線復旧できる見通しが立ったのは4路線にとどまる。

     国道は68路線185区間が土砂崩れなどで寸断され、12日午後1時現在も39路線65区間が通行止めとなっている。一時7万戸を超えた停電は、一部を除いてほぼ復旧したが、水道は11府県の23万5000戸で断水が続く。うち約21万戸は広島県で、呉市などではほぼ全域に影響が及んでいる。

     国の集計では、土石流などの土砂災害は31道府県の519件、床上・床下浸水などの住宅被害は2万4150棟に上るが、被害把握が進んでいない地域もあり、今後も増える見通しだ。現在も二次災害の恐れなどから、15府県の約4万7600世帯に避難指示・勧告などが出されている。

     被災地では大量のがれきやごみが学校の校庭などに積み上げられ、衛生環境の悪化が懸念される。約4600戸が浸水した岡山県倉敷市真備まび町では、住民が運び込んだ家電や家具、生ごみが道路脇や公園、空き地などに山積みになっている。

     厳しい暑さも続き、気象庁によると、12日の最高気温は、広島市34・8度、愛媛県大洲おおず市34・3度、岡山県倉敷市31・8度などを観測。住民の体調悪化が懸念されており、厚生労働省は同日、東日本大震災後に新設された「災害時健康危機管理支援チーム(DHEATディーヒート)」を岡山県に派遣した。

     文部科学省によると、公立学校の休校は同日時点で計257校で続いている。1000校を超えた9日時点から減少したが、再開のめどが立たず、夏休みを前倒しする地域もある。

    2018年07月12日 23時54分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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