文字サイズ

    飼育員を襲撃したトラ、遺族の要望で殺処分せず

    • 平川動物公園で飼育しているホワイトタイガー(平川動物公園提供)
      平川動物公園で飼育しているホワイトタイガー(平川動物公園提供)

     鹿児島市平川動物公園(鹿児島市平川町)で8日午後5時5分頃、飼育員の古庄晃さん(40)(同市錦江台)がトラを展示するおりの中で血を流して倒れているのが見つかり、約2時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。鹿児島県警によると、死因は出血性ショック。

     県警は9日、実況見分を実施、鹿児島労働基準監督署も同日、現場の状況確認などを行った。同園は鹿児島市が指定管理者とした市公園公社が運営している。

     同園によると、古庄さんは雄のホワイトタイガー「リク」(5歳、体重約170キロ、体長約1メートル80)に襲われた。発見時は午後5時の閉園直後で、広さ約170平方メートルのおりの清掃時間だった。同園では1人での作業が認められていて、古庄さんも1人だった。

     おりと寝室は通路でつながっている。通路の両端には扉があり、飼育員が通路の上から金網越しにリクが移動するのを確認して開閉、施錠する。おりの清掃は、リクを寝室に移動させた後に扉を施錠して行うが、古庄さんの発見時、リクはおりの中にいて、扉は施錠された状態だった。

     リクは獣医師が麻酔銃を使って眠らせ、古庄さんをおりから出した。遺族の要望でリクの殺処分はしないという。

    (ここまで503文字 / 残り285文字)
    2018年10月09日 20時46分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    読売プレミアムに登録された方 記事の続きへ
    未登録の方新規登録へ
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP