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    猛獣担当長かった職員、園長「なぜ同じ空間に」

    • おりの周辺で実況見分を行う捜査員ら
      おりの周辺で実況見分を行う捜査員ら

     鹿児島市の平川動物公園で、飼育員がホワイトタイガーに襲われて死亡した事故から一夜明けた9日、同園は通常通り開園したが、一部エリアが規制されるなど物々しい雰囲気に包まれた。ホワイトタイガーは同園の人気者だっただけに、来園者は一様にショックを受けた様子だった。

     古庄晃さん(40)が襲われたおりの周囲には、立ち入り禁止のフェンスが設けられた。9日午後には県警による実況見分が行われ、捜査員が写真を撮ったり職員から話を聞いたりしていた。

     以前、同園でホワイトタイガーの赤ちゃんを見学したという鹿児島市の大学生の女性(22)は「あの姿からは人を襲うなんて想像できない」と表情をこわばらせた。同市のパート従業員の女性(40)は「3週間ほど前に来たときは、近くに寄ってきたのでじっくり見ることができた。どうしてこんなことが起きたのか」と話した。

     古庄さんは2005年から10年間にわたり熊本県の動物園に勤務した後、16年4月から平川動物公園に移った。長く猛獣担当を務めるベテラン職員だったという。鹿児島市役所で記者会見した石堂昭憲園長は「なぜ(古庄さんが)ホワイトタイガーと同じ空間にいたのかわからない。優秀な職員を失い大変残念だ」と声を落とした。

    2018年10月10日 11時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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