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    旧土佐藩主・山内家、名刀「大兼光」を寄贈

    • 「太刀 今村兼光」(大兼光)=高知県立高知城歴史博物館提供
      「太刀 今村兼光」(大兼光)=高知県立高知城歴史博物館提供

     南北朝時代(14世紀)、備前国(現在の岡山県)の刀工・長船兼光が制作した「太刀 今村兼光」(重要文化財)が、江戸時代に土佐藩を治めた山内家から高知県に寄贈された。

     山内家は同じ長船兼光の手による別の名刀「太刀 一国兼光」を所蔵しており、土佐藩士だった今村長賀が明治になって「太刀 今村兼光」を山内家へ献上したという。その後、2004年に山内家19代当主の山内豊功氏から高知県へ寄託され、旧土佐山内家宝物資料館、高知県立高知城歴史博物館がそれぞれ保管していた。

     「太刀 今村兼光」は、表に八幡大菩薩だいぼさつの文字、裏には不動明王を象徴する梵字ぼんじの浮き彫りがある。一国兼光より5センチ程長いことから「大兼光」の通称で呼ばれている。学芸員の田井東浩平さんは「見入ってしまうほどの輝き。ぜひ足を運んで土佐の歴史を学ぶきっかけとしてほしい」と話した。

     今年12月から開催予定の企画展「福を呼ぶ城博のお正月」で展示される予定。

    2018年10月11日 08時13分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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