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    朝でも多い「酒の事故」寝ても抜けずに二日酔い

    • 幹線道路で飲酒検問を行う警察官ら(4日午前7時41分、東京都目黒区で)=守谷遼平撮影
      幹線道路で飲酒検問を行う警察官ら(4日午前7時41分、東京都目黒区で)=守谷遼平撮影

     二日酔いによる交通事故が相次いでいる。アイドルグループ「モーニング娘。」元リーダーの吉沢ひとみ(本名・川前ひとみ)被告(33)(道路交通法違反などで起訴)がひき逃げを起こしたほか、死亡事故も起きている。昨年、全国で朝の時間帯(午前5~10時)に摘発された飲酒運転4157件の多くは二日酔いとみられ、警察当局が注意を呼びかけている。

     ◆朝の検問

     「朝でもお酒の事故が起きています」。目黒区の幹線道路で4日午前7時頃、警視庁碑文谷署員が、車の窓越しにドライバーにアルコールチェッカーを差し向け、数値を確認していた。

     都内では月5~6回、朝の飲酒検問が行われている。昨年は計126件を摘発し、飲酒運転の摘発(879件)のうち約14%を占めた。今年も8月までに70件が摘発されているという。

     警視庁が朝の飲酒取り締まりを強化しているのは、二日酔いによる飲酒事故が相次いでいるためだ。

     大田区では7月20日午前7時半過ぎ、自転車の男性(74)が軽ワゴン車にひかれて死亡する事故が発生。運転していた男(23)(自動車運転死傷行為処罰法違反などで公判中)の呼気からは基準値を超えるアルコール分が検出された。

     調べに対し、男は「午前2時頃まで焼酎のお茶割りを飲んだ」と供述しており、二日酔いだったとみられる。

     先月6日、中野区で通行人2人が負傷するひき逃げを起こした吉沢被告も、二日酔いの状態だった。

     捜査関係者によると、吉沢被告は調べに対し、「午前0時頃まで缶チューハイ3本と焼酎のソーダ割り2杯を飲んだ」と供述。その後、5時間ほど眠り、朝6時頃に起床したという。

     午前7時頃、仕事に向かうため車を運転し、横断歩道を自転車で渡っていた女性ら2人をはねて逃走。約15分後に現場に戻った。酒を飲んでから約7時間たっていたが、呼気検査では、基準値の約4倍のアルコール分が検知された。

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    2018年10月12日 17時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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