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    断水続く島、宅配やメンテ勧める悪質商法が続発

    • 橋の上に並べられる仮設送水管
      橋の上に並べられる仮設送水管

     山口県周防大島町と本州とをつなぐ大島大橋に貨物船が衝突し、町への送水管が破断した事故で、柳井地域広域水道企業団(柳井市)は8日、仮設送水管の敷設工事を報道陣に公開した。

     仮設送水管はポリエチレン製で内径30センチ。事故前に設置されていた送水管よりも細いが、町の必要量をまかなう1日約5800トンの送水が可能になるという。

     工事は7日夜に着手し、橋の柳井市側から進められている。長さ10メートルの管を並べてつなぎ合わせていき、最終的に同市側と同町側を結ぶ約1100メートルの管にする。橋の歩道上に敷設し、金具で固定する。

     町内では現在もほぼ全域の約9000世帯で断水が続く。同企業団は今月末に送水を開始し、12月初旬の断水解消を目指している。

     一方、8日に開かれた県の対策会議では、橋の本格復旧工事が完了する来年4月末に合わせ、橋げたの下の送水管を事故前の状態に戻し、給水も本格的に復旧させるとの見通しが報告された。

         ◇

     同町では、断水に乗じた詐欺や悪質商法の疑いがある事案が発生しており、県警が注意を呼びかけている。

     県警生活安全企画課によると、10月24日~今月1日、心当たりがないのに水などが宅配されたり、工事業者を名乗る男から水道管のメンテナンスを勧められたりした事案が計3件あった。いずれも被害はなかったが、同課は「少しでも不審に思ったら、警察などに相談してほしい」としている。

    2018年11月09日 18時01分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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