ゴーン被告、頬ほっそり「いわれない嫌疑だ」

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ゴーン被告の勾留理由開示が行われた東京地裁の法廷(8日午前10時25分、東京都千代田区で)=代表撮影
ゴーン被告の勾留理由開示が行われた東京地裁の法廷(8日午前10時25分、東京都千代田区で)=代表撮影
ゴーン被告の勾留理由開示を前に多くの報道陣や傍聴券を求める人たちが集まった東京地裁前(8日午前9時21分、東京・霞が関で)=稲垣政則撮影
ゴーン被告の勾留理由開示を前に多くの報道陣や傍聴券を求める人たちが集まった東京地裁前(8日午前9時21分、東京・霞が関で)=稲垣政則撮影
勾留理由開示を前に東京地裁に入るゴーン被告の弁護人・大鶴基成弁護士(手前)(8日午前9時18分、東京・霞が関で)=稲垣政則撮影
勾留理由開示を前に東京地裁に入るゴーン被告の弁護人・大鶴基成弁護士(手前)(8日午前9時18分、東京・霞が関で)=稲垣政則撮影
東京地裁での勾留理由開示の法廷に出廷したカルロス・ゴーン被告(イラスト・構成 秋山史朗)
東京地裁での勾留理由開示の法廷に出廷したカルロス・ゴーン被告(イラスト・構成 秋山史朗)

 日産自動車に損害を与えたとして、会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕された同社前会長のカルロス・ゴーン被告(64)の勾留理由を説明する「勾留理由開示」の法廷が8日、東京地裁(多田裕一裁判官)で開かれた。出廷したゴーン被告は意見陳述で「私にかけられた嫌疑はいわれのないものだ」などと述べ、容疑を否認した。弁護側は法廷終了後、同地裁に勾留の取り消しを請求する方針。

 ゴーン被告が公の場に姿を見せたのは、自らの役員報酬を過少に記載したとして、東京地検特捜部に金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で昨年11月19日に逮捕されてから初めて。

 午前10時30分、黒っぽいスーツ姿で入廷したゴーン被告は、頬がほっそりするなどやや痩せた印象。人定質問で氏名などをはっきりとした口調で述べた。

 ゴーン被告が再逮捕された特別背任容疑は、▽私的な投資で生じた約18億5000万円の評価損を日産に付け替えた▽この投資を巡る信用保証に協力したサウジアラビアの知人の会社に日産側の資金1470万ドル(現在のレートで、約16億円)を提供した――という二つの行為で日産に損害を与えたとする内容だ。

 多田裁判官はこうした容疑を説明した上で、勾留理由について「事件の内容や性質、被告の供述などから、被告が関係者に働きかけて証拠隠滅を行う恐れがある」と説明。「国外にも生活拠点を置いていることから逃亡の可能性も疑われる」とも述べた。

 その後、ゴーン被告の意見陳述が行われ、ゴーン被告は容疑のうち、評価損の付け替えについて「日産には一切損害を与えていない」と強調。知人側への資金提供については「知人の会社からの請求に基づき、社内の承認を経て対価を支払った」とし、私的な支出ではないと説明した。

 弁護側は今月4日に勾留理由の開示を同地裁に請求。取材に対し、「勾留を続けるだけの嫌疑はなく、理由を説明してもらいたい」と述べていた。

 ゴーン被告は昨年11月19日に金商法違反容疑で逮捕された後、同年12月10日に起訴。同日、同法違反容疑で再逮捕された。この再逮捕分の勾留延長は認められず、保釈の可能性も浮上したが、同月21日に今回の特別背任容疑で再逮捕された。同地裁は今月11日までの勾留を認めている。

58516 0 国内 2019/01/08 12:08:00 2019/01/08 12:08:00 2019/01/08 12:08:00 勾留理由開示を前に東京地裁に入る大鶴基成弁護士(中央)(8日午前9時18分、東京都千代田区で)=稲垣政則撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190108-OYT1I50016-T.jpg?type=thumbnail

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