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    揺さぶりで意識不明と「推認できず」父親に無罪

     生後3か月だった長男を強く揺さぶって意識不明にしたとして、傷害罪などに問われた父親の建設作業員の被告(29)の判決で、大阪地裁は11日、傷害罪について無罪を言い渡した。渡部市郎裁判長は「意識障害などが揺さぶりで起きたとは推認できない」と述べた。

     被告は2015年3月、大阪市住吉区の自宅マンションで長男を強く揺さぶり、大けがを負わせたなどとして、16年11月に起訴された。

     公判で、検察側は、長男には「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」の症状の急性硬膜下血腫などがあり、「意識障害は揺さぶり行為が原因」として、懲役5年を求刑。弁護側は暴行を否定し、無罪を主張していた。

     渡部裁判長は判決で、脳内の出血がSBSでみられる量より少ないことなどから、SBSでなかった可能性に言及。「意識障害は、体調不良など何らかの原因で呼吸が止まって生じた可能性がある」とした。

     SBSは確実に診断するのが容易でないとされ、虐待事件などの公判で被告側が「揺さぶっていない」と争うケースが相次いでいる。

    2019年01月11日 17時21分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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