新元号予想、最多は「平和」…次代に願い託す

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新元号を予想するクイズコーナーが設置された入浴施設(8日、川崎市で)
新元号を予想するクイズコーナーが設置された入浴施設(8日、川崎市で)

 新元号が改元1か月前の4月1日に発表されることが決まり、次の元号を予想するアンケートなどが注目を集めている。昭和から平成に変わる時の「自粛」とは異なる雰囲気のなか、多くの人が様々な元号を予想し、新時代に願いを託しているようだ。

 「平和」「安久」――。

 これは、ソニー生命保険(東京都千代田区)が昨年3月、1000人を対象に新元号を予想するインターネット調査を実施し、上位となったものだ。

 「平和」が47人と最多で、「和平」(19人)、「安久」(17人)と続いた。「自由」や「希望」という予想も寄せられた。

 同社の担当者は「平成は阪神大震災や東日本大震災など災害が相次いだ。平和で安心できる世の中への願いが込められているのでは」と分析する。

 東京都中央区のリサーチ会社「テスティー」も昨年9月、男女1747人に次の元号を漢字2文字で予想するアンケートを行った。使われた漢字は「和」(回答数166)が最も多く、次いで「平」(同98)、「成」(同76)の順だった。

 新元号を「共和」と予想した14歳の女性は「共に和むと、みんないい気分になれるから」と理由を説明。46歳の男性は「大きく飛躍する」との願いを込め、「大成」と予想した。

 川崎市麻生区の入浴施設「湯快爽快くりひら」では、今月末まで館内で新元号の予想を受け付けている。

 漢字2文字と読みを書いた用紙を、フロント近くに設置された回収箱に投函とうかんして予想する。正解した30組60人に施設のペア招待券が贈られる。

 「新しい元号に変わる前に、平成を振り返りつつ、楽しんでもらいたい」(同施設の担当者)と、今回のクイズを考えたという。先月1日の開始から、これまでに345件の応募があった。

 8日夕方に訪れた東京都町田市の主婦(65)が書いたのは「大安だいあん」。「安心な時代になってほしいのと、5月に初孫が生まれる予定なので安産への願いも込めた。4月の発表が待ち遠しい」と話した。

 写真のプリントショップなど約600店舗を全国展開する「プラザクリエイト」(東京都中央区)も今月11日まで、賞金を正解者で山分けする予想クイズを専用ホームページで行った。3000件以上の応募があったという。

 昭和から平成への改元が行われたのは30年前。ただし、今回とは違って、昭和天皇の容体が悪化すると、各地で行事の中止や結婚式の延期、テレビのお笑い番組の放送取りやめといった自粛ムードが広がった。

 元号に詳しい東大史料編纂へんさん所の山本博文教授(日本近世史)は「明治以来初めての天皇の崩御によらない改元であるため、新元号を予想することにも抵抗感がなくなり、身近な話題の一つになっている」と指摘。「天皇陛下の退位が決まってから新元号に移行するまでの期間が長いことも、予想が行われている要因」と話している。

19185 0 国内 2019/01/12 17:23:00 2019/01/21 12:09:11 2019/01/21 12:09:11 新元号を予想するクイズコーナーが設置された入浴施設(8日、川崎市の「湯快爽快くりひら」で)=奥西義和撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190112-OYT1I50020-T.jpg?type=thumbnail

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