東京医大への出願激減、昨年の3分の1程度か

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 医学部の不正入試問題で、女子や浪人生への差別が最初に発覚した東京医科大(東京)の医学科一般入試の志願者数が、昨年の3分の1程度に落ち込む可能性のあることが同大関係者の話でわかった。文部科学省から不適切などと指摘された他大学の一般入試でも、志願者数が低調な傾向にあり、一連の問題によるイメージ低下などが影響している可能性がある。

 東京医科大は、昨年の医学科入試で募集定員90人に対し、3857人の応募があった。同大の今年の出願締め切りは22日で途中経過は非公表だが、同大関係者によると、大学入試センター試験利用を除く一般入試の志願者数は15日現在で700人以下となっており、センター試験利用を加えても最終的に千数百人程度にとどまる可能性があるという。

 同大では、不正の影響で不合格となった受験生のうち、2017、18年入試の44人を追加合格とし、今年の入試で定員を46人に減らしたことも影響しているとみられる。同大関係者は「ここまで敬遠されるとは正直思っていなかった。公正・公平な入試に改め、信頼を取り戻すしかない」と危機感を口にする。

 一方、女子・浪人差別や同窓生の子弟の優遇などで文科省から不適切または不適切の疑いがあるとされた10大学のうち、昭和大(東京)など5大学は、志願者数の途中経過や最終志願者数を公表している。5大学とも昨年から募集定員は減らしていない。

 15日に出願を締め切った昭和大(定員90人)の志願者数は3928人。昨年の最終数3916人を若干上回った。16日締め切りの聖マリアンナ医科大(神奈川、同約85人)は、15日現在1753人と昨年の51%。18日締め切りの福岡大(福岡、同80人)も、17日現在2490人と昨年の68%だった。

 また、21日締め切りの北里大(東京、同84人)は18日現在1488人と昨年の56%、31日締め切りの日本大(東京、同102人)は17日現在2106人と昨年の47%となっている。

 私大の医学部の多くは受験料が6万円で、3万5000円が一般的な他学部に比べて高額だ。志願者が減れば、受験料収入が減るだけでなく、優秀な人材の確保にも影響が出る。

 志願者数の低調傾向について、取材に対し、聖マリアンナ医科大は「理由はわからない」、福岡大は「出願の日程が昨年と異なり、単純に比較できない。最終的に例年と変わらない人数になるかもしれない」としている。北里大は「18歳の受験人口の減少や今年から出願を必着ではなく消印有効にしたことが影響した可能性がある」、日大は「まだ出願中で予測しかねるが、昨年と比べ大きな変動はないように思う」とコメントした。

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58044 0 国内 2019/01/21 07:23:00 2019/01/22 10:24:03 2019/01/22 10:24:03 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190121-OYT1I50000-T.jpg?type=thumbnail

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