「不適切」5大学 志願者減 医学部入試 東京医大は3分の1

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 医学部の不正入試問題で、文部科学省から入試が不適切または不適切な疑いがあると指摘された10大学のうち、7大学の最終志願者数が判明した。少なくとも5大学で昨年に比べて志願者数が減少した。一連の問題の発端となった東京医科大(東京)は志願者数を公表していないが、同大関係者によると、医学科は昨年比3分の1程度で、看護学科も半数近くまで落ち込んだ。

イメージダウン影響か

 女子や浪人生への差別や裏口入学が発覚した東京医科大は、先月22日に出願を締め切った。同大関係者によると、医学科の志願者数は、3857人だった昨年から1300人程度に減少。志願者をほぼ女子が占める看護学科も21日が出願の締め切りだったが、昨年の917人から500人程度に減ったという。

 医学科は、過去の入試で不利益を受けた44人の追加合格が認められたため、定員が昨年の90人から46人に減った。看護学科の定員は65人で昨年と変わっていない。同大広報は取材に対し、「志願者数を公表していないので何も答えられない」とするが、同大関係者は「看護学科でも減っており、不正入試によるイメージダウン以外の理由は考えにくい」と話す。

 ほかに女子・浪人差別や同窓生の子弟への優遇があったなどと指摘された大学のうち、昭和大、北里大(いずれも東京)など計6大学は出願状況を公表している。後期日程などを除き、いずれも今月4日までに最終志願者数が確定した。

 6大学のうち、聖マリアンナ医科大(神奈川)は昨年比55%、北里大は同72%、金沢医科大(石川)は同74%、日本大(東京)は同88%にとどまった。一方、昭和大は昨年とほぼ同じで、福岡大(福岡)は同107%だった。

 志願者減の理由について、聖マリアンナ医科大は「他大学との試験日程の重複が影響した可能性がある。不適切と指摘された影響も全くないわけではない」としている。北里大は「18歳人口の減少と医学部人気の低下が考えられるが、不適切入試の影響もゼロではない」、金沢医科大は「他大学と入試の日程が重なった」、日大は「不適切入試の影響も考えられる」とそれぞれ回答した。

 医学部予備校「ウインダム」の三輪伸之代表は「不適切入試の影響は想像以上に大きい。入試への信頼性が失われたことで、大学自体に魅力を感じなくなった受験生もいるのだろう」とみている。

423960 1 国内 2019/02/05 05:00:00 2019/02/05 07:32:58 2019/02/05 07:32:58 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190205-OYT1I50017-T.jpg?type=thumbnail

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