「良い意味でガラパゴス化」…高島平「50歳」

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50周年イベントに向けて話し合う実行委員会のメンバーたち(5日夜、高島平区民館で)
50周年イベントに向けて話し合う実行委員会のメンバーたち(5日夜、高島平区民館で)

 「東洋一のマンモス団地」と称された高島平団地で知られる東京都板橋区高島平。この地名がついて50年になる3月、地域住民らでつくる実行委員会が50周年イベントを企画している。高島平を愛するメンバーたちは「高島平のパワーを感じてもらい、一緒に50歳を祝ってほしい」と呼びかけている。

 「高島平」という住居表示が定められたのは1969年3月1日。それまでは複数の地名に分かれていたが、団地造成などの大規模開発に合わせ、地名が整理された。その際、江戸末期にこの辺りで日本初の洋式砲術訓練を行った高島秋帆しゅうはんにちなんで高島平と名付けられた。

 高島平団地は69年に着工され、入居が始まったのは72年。交通の便の良さから若年層が多く集まり、学校や警察署が続々と整備されて街が形成されていった。

 「都心に近いのに緑が多く、街の中に生活に必要な施設がそろっている。良い意味でガラパゴス化していて、23区なのに地方のふるさとのよう」。入居が始まった年に団地で生まれ、今も暮らす女性(46)はこう語る。

 団地の魅力を発信する活動をしており、まちづくり団体や地域住民、区などでつくる実行委員会に入り、3月1~3日のイベントに携わっている。

 女性は「高齢者が多いイメージが根強いが、街が元気なことを発信したい」と、初日に乾杯イベントを企画。午後8時にそろって乾杯し、その様子をSNSで拡散してもらうものだ。「メイン会場に集まった人、近くの飲食店の客はもちろん、家にいる人もかつて住んでいた人も一斉に高島平を思って乾杯してほしい」と話す。

 最終日には「文化祭」と称して、地域住民らが高島平区民館でそれぞれの地域活動を紹介する。

 特別な思いを持つのは、介護予防につながる高齢者のための体操のインストラクターをしてきた女性(58)。2007年から高島平にある大東文化大学の協力を受けて「ひざらく体操」を考案し、広めてきた。

 高島平でブームを巻き起こしたが、下火になったといい、「地域発の体操の存在を知ってもらい、自分の足で元気に街を歩いてほしい」と話す。

 大東文化大学や板橋市場の見学ツアー、街の歴史を学ぶシンポジウムも開かれる。詳細はホームページ(https://udctak.jp/topics/520.html)で。

435002 1 国内 2019/02/07 21:25:00 2019/02/07 21:25:00 2019/02/07 21:25:00 3月に開かれる50周年イベントの準備について話し合う実行委員会のメンバー(5日、板橋区の高島平区民館で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190207-OYT1I50031-T.jpg?type=thumbnail

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