HPで解答公表 44大学…入試アンケート 「業務増える」不安も

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 国立大の2次試験に関する読売新聞のアンケート調査では、解答の公表方法が大学ごとに異なることも浮き彫りになった。複数回答で尋ねたところ、「大学ホームページ(HP)で公表」と答えたのが44大学と最多だったが、26大学は「大学の指定場所で閲覧」、11大学は「窓口で配布」と回答した。高校関係者や識者は、HPでの公表を求めている。

 「早い時期に、多くの人に検証してもらいたい」

 昨年まで、情報開示請求をした人に問題と解答を公開していた名古屋大。今春は、解答を3月中に大学HPで公表することを決めた。担当者は「万一、出題ミスがあった場合でも、受験生への影響を極力抑えられる」と狙いを話す。

 昨年まで、大学図書館で問題のみの閲覧を許可していた広島大も今年、HPに解答を掲載する。3月中の公表を目指しており、担当者は「遠方の人にも便宜を図った」としている。

 一方、HPへの掲載を不安視する大学もある。熊本大は解答を大学の窓口で配布したり、希望者に送付したりするのにとどめる予定だ。担当者は「HPに掲載したら、どんな問い合わせが来るか読めない。あまり多く来ると業務に支障が出る」と説明する。学内での閲覧だけを認める千葉大は「解答の公表は今回が初めてで、学部ごとに形式を統一するなどのノウハウがないため」などとしている。

 解答公表の流れは私大にも及び、既にHPで閲覧可能な大学もある。立教大は今月6~14日に行った入試の解答を4~6日後にHPに載せた。早稲田大は一部の学部の解答をHPに掲載。法政大は3月中旬にHPで、慶応大は一部学部を除く9学部で、合格発表後2週間以内をメドにHPでそれぞれ公表する方針だ。

 ただ、昨年まで非公表だったある国立大の教授は「記述式問題では、発想の柔軟性を測れる。大学が解答例を示すと、受験生の考えを縛ることにつながってしまう」と懸念する。

 受験関係者の間では、利便性の高いHPでの公表を望む声が強い。宮城県立高校の校長は「窓口での閲覧や配布に限定されると、遠隔地の受験生は解答を知るためだけに遠出することになり不公平だ」と指摘する。

 駿台教育研究所の石原賢一・進学情報事業部長は「HPに載せることで様々な指摘や意見が寄せられ、対応が重荷になることを懸念する大学もあるだろうが、的を射た指摘が来る可能性も高くなる。早い時期にHPで公表するのが望ましい」と話している。

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