スマホ遊びの幼児、誤って119番…確認出動も

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 子供の通報、気をつけて――。各地の消防本部が、幼児が携帯電話でかける119番の誤通報への対応に苦慮している。スマートフォンは画面に触れるだけでボタンが押せ、ロックしても緊急通報は可能なため、遊んでいてかけてしまう例が多いようだ。会話できないと誤りと断定できず、確認のため出動するケースもある。総務省消防庁も幼児による誤通報があるとして、保護者に注意を呼びかけている。

 昨年12月、青森市など5市町村を管轄する青森地域広域事務組合に携帯電話からの119番が入った。「火事ですか、救急ですか」と問いかけたが、約3分間、時折「ほあー」という声が聞こえるだけ。通話を切ってかけ直したが応答はなく、発信源を特定して現場に急行したところ、幼い子供と保護者がおり、「子供が間違って電話したようです」と話したという。

 同組合には2017年、395件のいたずらや誤通報があった。幼児による件数は集計していないものの、同組合は「幼児がテレビなどのリモコン感覚でスマホを触り、誤通報することが増えている可能性がある」とする。

 問題なのは、病気などで通報者が話せないケースも想定できるため、誤通報と断定できないことだ。広島市消防局は「発信源を突き止め、結局は誤通報だったことがあったが、到着まで20分以上かかった」とする。

 総務省消防庁によると、16年の119番の誤通報は34万326件で、このうち約53%が携帯電話によるものだった。「幼児による通報があることは把握している。保護者が気づいたら消防へ連絡してほしい」とする。また、警察庁も110番で同様の誤通報があるとして「誤通報で出動すれば、本来必要ない時間と人員を割くことになる」と懸念する。

 NTTドコモは、子供の誤通報を防ぐ方策として「親の目の届く場所にスマホを置き、幼い子供が不用意にいじらないようにしてもらう」としている。

490108 1 国内 2019/03/15 09:56:00 2019/03/15 09:56:00 2019/03/15 09:56:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/03/20190314-OYT1I50096-T.jpg?type=thumbnail

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