「写真やグラフ使い回し」元東北大学長の論文撤回

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 元東北大学長の井上明久氏らが著者となり、1997~2000年に日本金属学会の欧文誌に掲載された論文3本が、「科学的に不適切」として撤回されたことが、同学会への取材でわかった。撤回は25日付。別の論文から写真やグラフを使い回すなどしていた。

 論文はいずれも、強くしなやかな素材の「金属ガラス」に関するもの。同学会によると、論文に掲載した合金の写真が、井上氏らの別論文に載った異なる種類の合金の写真の使い回しだった。また、解析データのグラフが、別論文に載せた条件の異なるグラフと同じだった。

 17年秋に外部から同学会へ指摘があり、協議の結果、井上氏から撤回の申し入れがあったという。

 井上氏は06~12年に東北大学長を務めた。今回の3論文のうち2本については東北大も調査委員会を設置して調べたが、16年の報告書では研究不正を認定しなかった。井上氏は取材に「試料写真を取り間違えていることがわかり、自主撤回した」と、弁護士を通じ回答した。

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510800 0 国内 2019/03/27 22:44:00 2019/03/27 22:44:00 2019/03/27 22:44:00

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