「いとしのムーコ」そっくり、工房にオブジェ

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ムーコ(左)と、木彫りオブジェは、「どっちが本物?」と評判になるほどそっくり。小松さん(中央)も満足げだ
ムーコ(左)と、木彫りオブジェは、「どっちが本物?」と評判になるほどそっくり。小松さん(中央)も満足げだ

 犬を主人公にした人気漫画「いとしのムーコ」のモデルになった、秋田市太平八田のガラス工房「ヴェトロ」で愛犬ムーコ(雌、12歳)にそっくりな木彫りのオブジェがお目見えした。ムーコは、愛くるしいしぐさが来店客の人気を集めたが、高齢のため店の「看板犬」を引退。今は、ムーコのオブジェが“代役”を務めている。(大塚健太郎)

 漫画「いとしのムーコ」は2011年から講談社の漫画雑誌「イブニング」で連載され、テレビアニメでも放映された。秋田の山の中にある工房を舞台に、職人の「こまつさん」と、その愛犬ムーコの日常をコミカルに描き、人気を博している。

 漫画の影響もあり、本物のムーコを一目見ようと、県内外からファンがヴェトロを訪ねてくるようになったため、ムーコは“接客”に大忙しとなった。しかし、近年では老境を迎え、散歩中に脚が震えたり、耳が遠くなったりと衰えが目立つようになっていた。

 そんなムーコを見るにつけ、飼い主の小松聡一さん(42)は「ムーコの姿を形に残したい」と思うようになり、昨年10月、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて知った彫刻家はしもとみおさん(三重県在住)に、オブジェの製作を依頼。クスノキを材料に、クリクリとした丸い目や鼻先のつやなどが忠実に再現された作品に彫り上げられ、4月に完成した。

 「作業中に横目で見ると本物と間違いそうになる」と、小松さんは出来栄えに満足した様子。接客のストレスで体調を崩すこともあったムーコにとっても強力な“影武者”が現れ、今では工房の奥でゆったりと余生を過ごしている。

 小松さんがSNSでムーコとオブジェのツーショットを投稿したところ、「どっちが本物?」「かわいい☆」などと瞬く間に評判となり、今ではオブジェを目当てにやって来るお客さんも増えた。小松さんは「木彫りのムーコは触り放題なので、たくさんかわいがってほしい。ガラス細工に興味のなかった人が、工房を訪れるきっかけになれば」と話している。

         ◇

 ヴェトロは土日・祝日に営業する。ただし、11、12日の土日は、小松さんが県外で個展を開催するため臨時休業する。問い合わせは同工房(018・838・3335)まで。

無断転載禁止
576160 0 国内 2019/05/10 14:07:00 2019/05/10 14:07:00 2019/05/10 14:07:00 ムーコ(左)とそっくりの木彫りを見比べる飼い主の小松さん(4月15日午前10時52分、秋田市太平八田で)=大塚健太郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/05/20190509-OYT1I50074-T.jpg?type=thumbnail

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