東京医大の提示補償額、600万から10万まで

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 東京医科大(東京)の不正入試問題で、不正な得点操作で不合格になった後、再判定で追加合格となった受験生らに対し、同大が具体的な補償額を提示していたことがわかった。提示額は受験生ごとに異なり、他大学に進学後、今年4月に改めて東京医科大に入学した受験生は300万円と600万円、浪人中だった受験生は100万円、入学しなかった受験生らは10万円が提示された。

 同大は10日付で補償に関する文書を郵送。不正入試問題で受験生を支援する弁護団などによると、2018年入試で不合格となり、他大学に進学した受験生は今年4月、改めて東京医科大に入学。他大学の学費1年分などの補償を求めたが、提示額は300万円だった。他大学の2年生から入り直した受験生は600万円が提示された。

 また、17年入試で不合格だった受験生は、浪人中の予備校費用として100万円。18年入試で不合格だった受験生は、追加合格後も同大への入学の意思がないことから、同大から18年時点で合格していたとしても、実際に入学したかどうかは確認できないと指摘され、10万円にとどまった。

 同大は17、18年入試の受験生だけを再判定し、追加合格の対象としたが、不正はそれ以前から行われていた。このため、13~16年入試で合格の可能性があった受験生も補償対象に含まれており、複数の受験生が10万円を提示されたという。

 提示額は受験生側が同大に請求した金額をいずれも下回っており、100万円を提示された受験生の保護者は「納得できない」と話した。弁護団は「最初から合格していれば払う必要がなかった学費や授業料と比べ、提示額は低すぎる。積算の根拠が分からない」としている。

 同大は「補償金額を提示したのは事実だが、内容は個別の交渉なので明らかにできない」としている。

586278 0 国内 2019/05/16 19:06:00 2019/05/16 21:40:38 2019/05/16 21:40:38

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